淋病の診断・検査

1 4月

淋病の診断・検査

淋病の診断・検査

淋病は、淋菌感染による感染症の一種です。性器や泌尿器系統の臓器や粘膜が炎症を起こします。

淋菌は、嫌気性細菌の特性を色濃く残しています。酸素が少なく二酸化炭素が一定量存在する環境を好むのです。

このような条件にぴったり合致するのが、性器粘膜などの人体といわれています。

淋菌は、人体から離れるとすぐに死滅してしまいます。診断では、生きた淋菌を同定すれば確実です。

外気に非常に弱い性質を持っているので、適切な検査方法を選択しないと、正しい検査結果が得られません。

まず、酸素が少なく10%から15%ほどの二酸化炭素を含む環境を整えます。

特殊な培養環境で培養する「嫌気性培養」と言う検査があります。

しかし、嫌気性培養は、手間がかかるので一般的ではありません。

「PCR法」と言う検査方法が一般的な検査です。

PCR法は、淋菌の遺伝子を一部コピーして増やすことで検出制度を高めます。

しかし、PCR法は、大規模な施設が必要で検査技術にも高いレベルが要求されます。

もっとも、臨床現場では、性器分泌物を採取して染色して顕微鏡で菌を検索するのです。

いつ病院に行くべき?

性感染症は早期に検査を受ければ確実に診断できるかというと、そうとは言い切れません。

細菌には、感染後、症状が見られるようになるまでに潜伏期間があります。

その前のタイミングで検査を受けても、発症前では異常を発見できない場合もあるのです。

潜伏期間は、性感染症の原因菌によっても違いがあります。梅毒のように3週間から4週間と、比較的長いものもあるのです。

淋病は、原因となった性交渉から3日後ぐらいから、排尿痛や黄白色の分泌物などが見られるようになります。

淋病の検査のタイミングは、性行為を持ったあと3日後ほどです。

3日前後でこれらの泌尿器症状が見られるようになれば、すぐに検査を受けましょう。

ただし、男性では比較的強い症状は見られますが、女性では無自覚の場合が珍しくありません。

そこで男性がこの病気を発症したら、その検査期間のうちに女性も検査を受けましょう。陽性であればパートナーが同時に治療に取り組んで、ピンポン感染を防ぐことが重要です。